Core i7 2600KからCore i7 4790Kに変更してみた【オーバークロック編】

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前回までの記事でCore i7 4790KはCPU温度が高い事が分かりましたが、せっかくのK付きCPUなのでオーバークロックを試さない訳にはいきませんね。

自分はオーバークロックが趣味と言う訳ではありませんが、オーバークロックする事で変更前のCore i7 2600Kよりエンコード時間が短くて消費電力が低くければOKです。

4790Kの仕様を確認してみよう

オーバークロックの前に4790Kと2600Kの仕様を確認してみます。

CPU 定格 1C 2C 3C 4C
2600K 3.4 3.5 3.6 3.7 3.8
4790K 4 4.2 4.3 4.4 4.4

2600Kは定格が3.4GHzでターボ時で最大3.8GHz/1コアですが4790Kは定格で4GHzとなっていてターボ時の最大が4.4GHz/2コアまで上昇します。

ネットで情報を調べると4790Kの場合、殻割なしの空冷ではAllコア4.6~4.7GHz程度が常用範囲らしいですが4.7GHzまで上げたとしてもOC率は17.5%です。2600Kは3.4GHzからAllコア4.5GHzで使用できていましたのでOC率は32.3%でした。

2600KはOCしやすいCPUだった事がよく分かりました。

 

常用できる設定を探してみた

自分にとっての常用とは動画のエンコードでCPU温度の上限が85度程度でPCが落ちない事です。

定格でも温度が高い4790KですがオーバークロックはCPUコアの電圧を上げる必要がありますので更に温度が上がります。とりあえずマザーボードのAUTO設定でオーバークロックを行うと電圧が1.3V台になるので温度がかなり上がります。

CPU温度を下げるにはコア電圧を下げる必要があるので冷却できる範囲のCPU温度に収まるコア電圧を探す必要があります。詳細は省きますが今回の環境ですと常用できそうなのはコア電圧1.2V設定で4.5GHzとなりました。

4790K_OC

4.6GHz以上になると1.3V以下では起動はしますがエンコードで落ちます。1.3V以上だとOCCTが数秒で落ちてしまいますので自分に取っての常用範囲ではありませんでした。

4GHzから4.5GHzですから12.5%のOC率なので何か物足りないです。

 

OCでどの位性能が上がるのか?

OCで検索すると色んなベンチの結果が出ていると思いますのでここでは単純にCINEBENCH R15で2600Kの4.5GHzと4790Kの定格、4.5GHzと比較してみます。

CINEBENCH R15

4790K_OC (2)

  • 4790K@定格 841
  • 4790K@4.5GHz 895
  • 2600K@4.5GHz 783

CINEBENCH R15での比較では4790Kは定格の時点で2600K@4.5GHzを大幅に上回っている事が確認できましたが4790K同士の比較では6%程度しか数値は変わりません。

4790Kの定格は中々高性能ですね。

 

エンコードでは?

TMPGEnc Video Mastering Works 5でフルHDで24分前後のTSファイルをH264にエンコードする時間を比較してみます。

4790K@定格

4790K_OC (1)

4790K@定格では3本平均で15分34秒です。

4790K@4.5GHz

4790K_OC (3)

4790K@4.5GHzでは3本平均で14分40秒でした。

4790Kの定格と4.5GHzの比較ではCINEBENCHと同様に6%前後の時間短縮となりました。

2600K@4.5GHzではすべて19分以上掛かっていましたので4790Kは定格でもOCした2600Kより時間短縮できる事が分かりました。

 

消費電力は?

4790Kは2600Kと比較するとエンコード時間が短縮できる事が分かりましたが消費電力はどうでしょうか?

PCの構成はこちらの記事を参照にしてください。2600K時と比較してCPUとマザーボードが変わっただけなので純粋に消費電力の比較が出来ると思います。

CPU アイドル エンコード時
2600K@4.5GHz 110W 260W
4790K@定格 87W 240W
4790K@4.5GHz 96W 270W

2600K@4.5GHzと比較すると4790K@定格はアイドル、エンコード時の電力は下がりますが、4790K@4.5GHzはエンコード時の消費電力が10W程度上がる事が分かりました。

2600KはLGA1366のCore i7 950から変更しましたがエンコード時の消費電力が300Wから260Wに減ったので非常にエコを感じましたが今回はあまり変化を感じませんでした。

発熱と処理時間のバランスを考えると4790K@定格が良いようです。

 

Windowsエクスペリエンスインデックスは?

Windows7のエクスペリエンスインデックスを調べてみましょう。

4790K_OC (4)

2600K@4.5GHz、4790K@定格、4790K@4.5GHzすべて同じスコアでした。2600Kの定格は測定する前に取り外してしまったのでデータはありません。

ちなみに2600Kでメモリを7.9にするにはDDR3-1866以上のメモリを使用する必要があります。

 

まとめ

以上の結果から2600KをOCしてエンコードメインで使用している場合は4790Kへの買い替えは急ぐ必要が無い事が分かりました。

これでエンコード時の消費電力が200W以下なら非常に評価が高いのですが動画のエンコードは夜間バッチで行っていますので数十W差なら買い替え費用の方が高くつきます。

しかし、4790KというかLGA1150が良い面もあります。

最近はフルHD以上の解像度のディスプレイが出始めていますがLGA1150はCPU内蔵グラフィックのHDMI端子から4K解像度まで出力する事ができます。実際、WQHD(2560×1440)を内蔵グラフィックスのHDMI端子から出力する事ができました。

チップセット関係の進化は感じますのでそういった面に魅力を感じるのでしたら買い替える価値はあるかもしれません。

と言う事で、安定性を求めて今回は4790Kを定格で使う事にしました。




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2014年9月15日 Core i7 2600KからCore i7 4790Kに変更してみた【オーバークロック編】 はコメントを受け付けていません。 CPU hardware